スノーボードが上手くなりたいなら鍛えておきたい足のトレーニングを3つ選びました。
あくまで最低限鍛えておきたい3つに絞ってあります。
とりあえずこの3つのトレーニングをしておけばとりあえず滑れます。
しっかりと鍛えるといままでと滑りは変わりスノーボードに自分の力がしっかりと伝わり今までよりもスノーボードをしっかりとコントロールして滑れるようになるでしょう。
今回紹介するとレーニングは3つとも膝から下の筋肉のトレーニングです。
足の裏のトレーニング
普段から意識して足の裏のトレーニングをしている人はいますか?
あまり多くはないと思います。
むしろ足の裏に筋肉があること自体知らない人もいるのではないでしょうか。
実際に足の裏の筋肉というものを感じ取ってほしいのですが、いすなどに座り足の指を丸め「ぐー」の形を作ることは出来ますか?
怪我でもしていない限り皆出来ると思います。
この時足の裏の筋肉が使われています。足の裏の筋肉をしっかりと鍛えておくことで、スノーボードを滑るときに足の裏からしっかりとスノーボードに力を伝えることが出来き、スノーボードのコントロール性が上がります。
・タオルギャザー
フェイスタオルなどの少し大きめのタオルを用意してください。
タオルを縦向きにおいて、タオルの端に合わせて立つもしくは座ってください。
足の指をタオルにかけ、指で手繰り寄せるように動かします。
タオルの端までくるのを繰り返しこれを3セット。
普段から足の裏のトレーニングを意識していない人にとってはかなりキツイと思います。
反対に普段から「歩く」動作にもしっかりと足の裏を意識している人にとっては何ともない「作業」に感じてしまうかもしれません。
トレーニングの負荷を上げたい時はセット回数を増やしたり、タオルを大きめのバスタオルでやってみるなどするとトレーニングの効果は大きくなります。
タオルギャザートレーニングは足でタオルを触るのと、タオルが床をこするのでしっかりと洗濯すれば問題ないのでしょうが、このトレーニングをしたタオルを普段使うのはなんとなく精神衛生上よくないので、タオルギャザートレーニングをする際は専用のタオルを用意することをおすすめします。
新しいタオルを用意しなくても使い古した古いタオルをタオルギャザートレーニング用におろしてもらえれOKです。
このトレーニングのメリットは足の裏を鍛えることが出来るだけでなく、タオルを床に置くので床の汚れが気になりいつもより掃除機をかける頻度があがることで自然と部屋がきれいになります。
あと、ゴミ箱に投げ入れ損ねたゴミも足でつまんで捨てれるようになります。
ふくらはぎのトレーニング
初心者の方にスノーボードのレッスンをする時に一番最初に辛いと申告を受けるのがこのふくらはぎです。
あなたはかかとを軽く浮かせた状態のつま先立ちでどれぐらい耐えることが出来ますか?
スノーボードで体の正面が山の方を向いているとき、足はつま先側のエッジが雪に接している状態でかかとは浮いた状態です。
この状態でかかとのゆっくりとした動きでスノーボードをコントロールし滑っていくのですが、ふくらはぎの筋肉量が足りないとこの「ゆっくり」とコントロールするのが非常に難しいです。
そして力み過ぎるとつりそうになるのもこの筋肉です。
反対にこのふくらはぎの筋肉がしっかりとあれば「ゆっくり」と「繊細に」スノーボードに力を伝えることが出来、自分の思うようにスノーボードで滑ることが出来ます。
・カーフレイズ
ふくらはぎの筋肉を鍛えるにはカーフレイズがおすすめです。
足を肩幅に開き、かかとの上げ下げを繰り返します。20~30回を1セットとし3セット行いましょう。
慣れないうちは壁などに手をついて体を支えて行っても大丈夫です。
それでもトレーニングが辛いという人は椅子に座った状態でのかかとの上げ下げでも十分効果はあります。
トレーニングの負荷を揚げたい場合は片足ずと行ったり。
バランスディスクを活用するといいでしょう。
バランスディスクの上で片足で行うことが出来るまでに成長すると雪上でのバランス感覚が圧倒的に上がります。
ふくらはぎを鍛えておくことで得られるメリットは他にもあり、ふくらはぎの筋肉は足の方まで流れてきた血液を心臓に送り返すポンプの役割をはたします。
しっかりと鍛えておくことでむくみにくくなり、足の疲れも感じにくくなります。
より鍛えまくるとまるでガンダムのようなボコッとしたふくらはぎの筋肉が手に入ります。
※よっぽど鍛えすぎないと↑のようにはならないので女性も気にせずガンガントレーニングしてください。
すねのトレーニング
スノーボードをやっている人でもおろそかにしがちな筋肉。
普段歩いてる時につまづきやすい人はこの筋肉が少ない可能性があります。
すねの筋肉はスノーボード初心者にとって非常に大切な役割を果たし、ゲレンデの斜面で谷側に向かって立った時に、かかと側のエッジが斜面に触れていて、つま先側のエッジは浮いている状態です。
この状態からゆっくりとつま先を下げていくと前に進み、ゆっくりと上げることでブレーキが出来ます。
すねの筋肉が足りず、この動作がゆっくりと行うことが出来ないとつま先側のエッジが斜面に触れてしまい、逆エッジで転倒してしまいます。
すねを鍛えることでゆっくりと安定したスノーボードのコントロールができ、スピードをコントロールしたブレーキをかけることが出来るでしょう。
つま先の上げ下げ
トレーニング名はわかりません。調べても出てきませんでした。
立った状態でも座った状態でもいいのでつま先を膝に向かって引きあげ、おろす。この動作を20~30回を1セットとして3セットしましょう。
足首が固い人は動かすことの出来る範囲が狭いかもしれませんがすねや足首の付け根に負荷を感じていればOKです。
でも、足首は柔らかいに越したことはないので足首をぐりぐり回したりストレッチなどを行っておきましょう。
座って行う場合は膝の角度が90度になるようにしましょう。
負荷を上げる場合はつま先に中身の入ったペットボトルを置いて行うと負荷を上げてトレーニングを行うことが出来ます。
また、一緒にトレーニングを行うパートナーがいるなら相手につま先に軽く体重を乗せてもらうように乗ってもらうと負荷を上げれます。
人にやってもらうと負荷は爆発的に上がります。
まとめ
意識しないとトレーニングしない部位ばかりだと思いますが、しっかりと鍛えておくことで滑りは変わります。
スノーボードが上手くなりたいなら昨日の自分を超えていくのは当たり前。
相手は大自然の雪山だと考えるといくら鍛えても鍛えすぎることなんてありません。
この夏、膝の怪我をして以来初めてのサーフィンに行ってきたのですが、足の裏の筋肉が足りなかったのか足の裏がひたすらつりそうな感覚に襲われました。
サーフィン自体は5年ぶりとかですがこんなに足の裏の筋肉を意識したのは初めてです。
まだリハビリは継続しているためスノーボードをすると膝は痛むのに対し、サーフィンは全く痛くありませんでした。
普段のトレーニングも膝中心のトレーニングになっていたのと、まだリハビリ中のため普段の「歩く」と言った動作の中でも足の裏を使えていなかったのだと思います。
同じ横乗りスポーツであるサーフィンで、膝の痛みがないからこそスノーボードと違い全力で挑める!と思った矢先膝以外の筋力不足でした。
上記3つのトレーニングを取り入れてスノーボードを快適に滑りましょう。