日本のスノーボードインストラクターである限り、日本でスノーボードを滑る場合はリーシュコードは必要ですとしか言えません。
しかし、リーシュコードというものが存在するのは日本だけのようです。
ある程度滑ることが出来る人からしたらリーシュコードなんていらなくね?っていう声も聞こえてきます。
外国人スノーボードインストラクターに聞いてもリーシュコードなんて使ってないというし、レンタルショップでスノーボードを外国人のお客様にレンタルするときもリーシュコードを指さし「見たことない」「何のためのものだ」と聞かれます。
リーシュコードを「いらない」ともよくいわれますが日本のルールではリーシュコードの着用は義務となってますし、使わない場合は自己責任です。
スノーボードのレンタルショップでスノーボードのレンタルをする際はリーシュコードは必ずついてきます。もしリーシュコードが必要なければスノーボードを受け取ったあとでリーシュコードを外しお客様自身で保管していただき返却時にスノーボードと一緒に返していただければ結構です。
ただし、スノーボードがまだそんなに上手く滑ることが出来ないというスノーボード初心者の方はリーシュコードの目的を知り活用してください。
また、自分には必要ないと感じているスノーボーダーの方ももう一度リーシュコードの目的を理解し、必要な人への利用をおすすめしたください。
リーシュコードの目的
リーシュコードはスノーボードの板とあなたを繋いでくれるコードです。
多くはバインディングと足首に巻き付けるもので、バインディングとブーツに取り付けたリングなどに固定する場合もあります。
リーシュコードの目的はあなたとスノーボードを繋いでくれることにあります。
スノーボードを足に装着していない状態で、もしスノーボードから手を放してしまってもスノーボードの板だけが滑って行ってしまうのを防いでくれます。
リフトに乗る前とかであれば平だったり比較的緩やかな斜面だったりするのでスノーボードの板だけ滑って行ってしま事は少ないですが、もしこれがリフト利用後の斜面の上や中ほどでスノーボードから手を放してしまいスノーボードだけが流れて行ってしまうと大変なことになってしまいます。
私もスノーボードの板だけが流れてしまうのは年に数回目撃しますご物凄いスピードが出ていますし、1回だけ自分の判断で流れているスノーボードに追いつき何とかスノーボードを止めることが出来ました(リフトに乗っている外国人から歓声が聞こえましたが)がもう二度とやりたくありません。非常に危険です。
無人の高速のスノーボードがゴンドラ乗り場に向かっていたのでプライベートでよそのゲレンデを滑っているときでしたが怪我人を出したくない思いでスノーボードを止めました。
スノーボードのレッスンを受けるときにはリーシュコードは必要
スノーボードのレッスンを受ける際もリーシュコードの装着はお願いしていますし、もしお持ちでない場合もスノーボードスクールからの貸し出しがあるのでインストラクターかもしくは受付にいるスタッフが貸してくれます。
レッスン終了後インストラクターに返却いただくか受付に返却してください。
初心者の方がレッスンを受けられる場合はたいていスノーボードをレンタルしてこられるのでリーシュコードがついていることが多いのですが、中級以上のスキルアップ目的でレッスンを受けに来られた方はリーシュコードをお持ちでない方が多い印象です。
バッヂテストを受けるならリーシュコードは必ず必要
また、スノーボードの資格を取りたくてバッヂテストを受ける場合リーシュコードは必ず必要です。
この場合けっこうシビアでスノーボードスクールからリーシュコードを貸してくれることはあまりなく、レンタルショップでもリーシュコードのみの貸し出しというのは行っていないパターンが多くショップで買う羽目になってしまうかもしれません。
もしものことを考えたら付けた方がいいに決まっている
ヘルメットやプロテクターはあなた自身を守ってくれるアイテムです。
リーシュコードはあなたからスノーボードが離れてしまうのを防いでくれるアイテムです。
それだけではありません。
あなたのスノーボードがゲレンデのコースに流れて他人を怪我させてしまうことを防いでくれます。
普段の生活と違いスキー場はとても寒いです。
手がかじかんで握力が無くなってスノーボードが手から離れてしまうかもしれません。
雪や氷の足場に足を取られて滑った表紙にスノーボードを手放してしまうかもしれません。
リーシュコードを付けたままスノーボードを持って歩くのは歩きにくいかもしれません。
それでもリーシュコードの目的をきちんと理解していただければ必要性が伝わるかと思います。
このページを読んでリーシュコードの必要性を感じた方はぜひリーシュコードを使ってください。