スノーボードが好きでスノーボードのためなら仕事を辞めてでもリゾバに行ってがっつりスノーボード生活を送りたい!でも、自分の年齢なんかじゃ遅いんじゃないか、なんて悩む必要はありません。
学生の頃の山籠もりを含めるとゲレンデで冬を迎えるのは10回を超える私ですが、年齢を気にしてやりたいことをやれずにいること程もったいない事はないと思います。
私は東日本大震災の影響で当時決まっていたニセコの就職先が倒産してしまい、やむをえず大阪の実家へ戻り就職しましたが30歳を前にして(仕事をやめるきっかけは別にありましたが)このままサラリーマンでいいのか20代の最後の記念にもう一回、もう1シーズンだけスノーボードをしに山籠もりがしたいと思い1シーズンだけのつもりでスノーボードをしに北海道の雪山生活に戻ってきましたが、なんだかんだずっと北海道にいますが、やっぱり楽しいし、好きな事に関わる仕事が出来ることは幸せなことだと思います。
私の場合は
・学生の頃にゲレンデでのリゾバを経験していた
・スノーボードインストラクターやディガーをしていたため経験や知識にも自信がある
・20代だし(最後の20代でしたが)だしまだ大丈夫だと思っていた
という点で30歳手前にしてリゾバに行くことは全く抵抗はありませんでした。
スノーボードが好きなだけで経験も知識もないのにスノーボードをしにリゾバに行くなんて抵抗があると思ってその一歩を踏み出せずにいる人も多いと思いますが、そんなことは全く気にする必要はありません。
いざ、働きに行っても自分以外全員がリピーターで自分だけ浮いちゃったらどうしよう、周りのみんながスノーボード上手い人ばかりであんまりうまくない自分が恥ずかしい、未経験なのに自分が最年長だったらどうしよう。
考えたらきりがないほどの悩みが出てくるかと思います。
でも、そんな悩みは行動してみないとわからないし、杞憂に終わることがほとんど。
もし悩みが的中したとしても、じっさいにその悩みに直面しないと解決策なんて出てきません。
私の好きな名言に【人生の半分はトラブル、残りの半分はそのトラブルを克服するためにある】とゆう言葉があります。
めちゃくちゃかっこよくないですか?何かトラブルがあったとしても人生にトラブルはつきものだ、トラブルがあったとしてもそのトラブルを克服していけばいい。的な名言です。
あまり響かない人もいるかもしれませんが、私は足の怪我で病院に入院しているときにこの名言と出会いました。
観察期間3年の大怪我でしたが私はこの言葉で足の怪我というトラブルと向き合い現在進行形ですが克服しようとしています。
こんなすごくカッコいい言葉、さぞ有名な人が言ってるんだろうな、と思うかもしれませんがこの言葉はクレヨンしんちゃんの映画『オタケベ!春日部野生王国』の中で敵か味方か正体不明の女性??が言ってました。
クレヨンしんちゃんの映画は油断してると心揺さぶられますね。
この謎の人物の正体は映画を見たらもちろんわかりますがネタバレになってしまうのでここでは書きません。「謎の女性??」としたのにも理由があります。
入院中はリハビリや採血の時間以外はけっこう暇なのでほとんど1日中タブレットで映画かドラマを見たり雑誌を読んだりしてました。
リゾバで山籠もりをすると生活環境がこれまでと大きく変わり大変なことも多いと思います。
寮生活となると久しぶり、もしくは初めての共同生活にとまどい、生活圏内にスーパーがなくて困ることもあるかもしれません。
でもそこで生活している人がいる限り絶対に何とかなります。スノーボードが出来ても、普段の生活はこれまでより不便になるかもしれません。
でもそれはリゾバでスキー場に行ってから悩めばいい話。
もちろん考えられるトラブルに対する対策はしておくにこしたことはありません。
私もたくさんの失敗をしてきましたし、怪我というトラブルに直面してしまうこともありましたがスノーボードが出来る環境に身を置くことを後悔はしていません。
年齢に関しては、29歳でゲレンデで働こうと思ったときはスキー・スノーボードのレンタルショップで働きましたが、29歳の私はちょうどその年のスタッフの真ん中ぐらいでした。縁あって途中からスノーボードインストラクターとして働かせてもらうことになったのですが今度はこの年齢で最年少。
怪我をしてゲレンデに戻るもスノーボードインストラクターはお医者さんにまだだめだと言われていたので怪我から復帰した年は30前半の私が最年長。
その翌年はもまたレンタルショップで働きましたが私は年齢的にはまた真ん中ぐらい。
私より年上の新しいスタッフがかなり多く入ってきました。スキー場を転々としていてリゾバになれてる人もいましたが、私より年上でしかもリゾバ初めてって人もいました。
滑るためにリゾバ来たって人で私が見た中での最年長は40代後半の人がいました。
学生の頃スノーボードインストラクターをしていた時私はまだ20代前半のときに同じ部屋のインストラクター仲間もおじさんは38歳でした。
そこはBURTONスクールだったのでJSBAやSAJなどの有資格者である必要はなく(私はJSBAを取得してましたが)スクールの校長先生との面談で採用不採用が決まるためスノーボードのスキルは未知のまま採用されます。そしてこのおじさんはめちゃくちゃスノーボードがヘタでした。これはけっして悪口なんかではありません。スノーボードのターン時に体を反対に捻ってしまう逆ひねりだったし、レッスン講習のスピードにもついてこれない。
でも、このおじさんのすごいところはちゃんと滑れるようになるためにレッスンが終わった後のナイターを毎日滑ってました。ひと回り以上年下の私に恥ずかしげもなく(もちろん決して恥ずかしい事ではありません)教えてくれとアドバイスを求めてきてひたすら練習していました。
この時の寮は4人部屋で、当時21歳の私とこのおじさんと25歳の韓国人と26歳の関東出身のインストラクターが同じ部屋でした。
おじさん以外は全員インストラクターの資格を持っていたため最低限のスキルは持っていましたが、全員同じ温度でお客様とスノーボードと向き合っていました。
おじさんは徳島出身の人なので私が関西にいた時のオフシーズンなどは一緒にサーフィンに行ったりもしていました。
スノーボードに関しては上手くなかったおじさんですが、大人だったし頼れるところもありました。
だから、スノーボードをしに行くからと言ってスノーボードが強みである必要はありません。
さっきからおじさんおじさんて書いてるけど何だかんだ私もその年齢に近づいてるし、このブログを読んでくれているのがもっと年上の方の可能性もあるので「お兄さん」にしときましょうか。
・・・いや、無理あるか。
そこはどっちでもいいですが、
始めての環境に飛び込むにしてもあなたにはそれ以外の所で経験してきたことは強みでもあります。
もし、まだスノーボードをするためにスキー場での生活に飛び込むのを思い悩んでる方がいたら直接ご相談いただいてもけっこうです。
仕事内容だったり生活リズムについてなど私のお応えできる範囲でお伝えしたいと思います。
もちろんスノーボードが生活の一部ではなく街の生活に帰っていった人も大勢います。むしろそういった人たちの方が多いかもしれません。
でも、この生活をしてみて知ったうえで街の生活に戻るのか、スキー場での生活にあこがれたまま街で過ごすのかは全く違います。
迷っているのならぜひその一歩を踏み出してみて下さい。